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<フェリー火災>行方不明の織田邦彦さんの遺体見つかる [ニュース]













海上保安庁は3日午後、北海道・苫小牧沖で火災を起こしたカーフェリー船内の火元とみられる車両デッキからで発見された遺体について、行方不明となっていた2等航海士織田邦彦さん(44)=広島県東広島市=と確認した。
家族と船長が確認したという。

織田さんが見つかったのは車両デッキの船尾に近い場所で、周辺には複数の焼けた車などがあり、一部は折り重なるようになっていたという。
海上保安本部は詳しい死因や火災の原因などを調べている。
また、フェリーの船内の火災は発生から4日目となった3日も鎮火しておらず、海上保安本部は断続的に消火活動を行いながら、フェリーを陸側にえい航するための準備を進めています。

責任感強く 同僚からの信頼も厚く
火災が起きたフェリーを運航している商船三井フェリーによると、織田さんは、広島県在住で、広島の商船高等専門学校を卒業し、20年以上にわたってさまざまな船で勤務した経験豊富な航海士だという。
性格はまじめで責任感が強く、同僚からの信頼も厚かった。
会社側の説明では、織田さんは今回のような火災が起きた際、現場での消火の指揮と連絡調整を担っていて、自分で消火に当たることもあるという。
海上保安本部によりますと、フェリー火災が起きた当時、火元と見られる車両デッキでは、ほかの乗員と共に消火活動に当たる織田さんの姿が目撃されていた。
その後、トランシーバーで「黒煙がひどくなって周りが全く見えず、自分の方向が分からなくなった」と船長らに報告したのを最後に連絡が取れなくなっている。


消火活動の状況
フェリーで火災が起きた直後、乗務員が船内で行った消火活動の状況が分かってきた。
商船三井フェリーによると、午後5時15分ごろ、船内で火災を知らせるセンサーが感知し、火災報知器の音が鳴り響いた。
操だ室でセンサーが感知したのが船体の下から2層目、トラックを止めているDデッキ付近だと確認された。
このため、織田さんなど複数の乗務員が現場に向かい、1等航海士の指揮の下で、備え付けてあった3本のホースと消火器で消火活動を行った。
火元から離れた操だ室でもDデッキの天井に取り付けられているスプリンクラーを手動で作動させ、放水を始めた。
しかし、火の勢いは収まらず、煙で視界が悪くなってきたため、午後6時に坂上幹郎船長が消火をやめ、乗員・乗客全員に船から退避するよう指示。
そのころ、織田さんはトランシーバーで「黒煙がひどくなって周りが全く見えず、自分の方向が分からなくなった」と伝えてきたのを最後に交信が途絶え、行方が分からなくなっていた。

避難時の詳しい状況
乗客と乗務員が避難したときの詳しい状況が分かってきた。
海上保安庁やフェリーを運航していた船会社によると、午後5時15分ごろ、トラックが止まっていた車両デッキのセンサーが火災を感知。
乗務員が駆けつけ消火活動を行いましたが、火の勢いは収まらず、午後6時に船長は乗客と乗務員に船からの避難命令を出した。
午後6時7分に船のエンジンを止めるとともに乗客全員にライフジャケットを身につけてもらい、乗務員が船の左右の甲板に誘導。

そして、午後6時17分に船の左右2か所に備え付けてある避難用の筒状のシューターと25人乗りの救命いかだを4隻、海上に投下。
乗客は順にらせん状になった長さ18メートルほどのシューターを通って海上に設けたプラットホームに降り、乗客はそこから救命いかだに乗り移った。
こうして午後7時38分までに71人すべての乗客と船長と2等航海士を除く21人の乗務員がフェリーを離れた。



海上保安庁からの救助の要請を受けて、近くにいた別のフェリーや貨物船、海上保安庁の巡視艇など少なくとも6隻の船が周囲に集まった。
このうちの4隻が、エンジンが付いた救助艇で救命いかだを引っ張るなどして、乗客と乗務員を午後8時21分までにみずからの船に避難させた。

船長は状況を確認するために船に残り、午後9時すぎに海上保安庁の巡視艇で救助された。
71人の乗客全員と22人の乗務員にけがはなかったが、消火に当たっていた2等航海士の男性が、3日、遺体で見つかる。

旅客船には避難のための設備の設置が義務づけられています。
神奈川県横須賀市の久里浜港と千葉県富津市の金谷港の間を結ぶ東京湾フェリーでは、左右の甲板上に救命いかだが20個以上、ケースに入った状態で備えられている。
救命いかだはゴムボートで海上に投下すると自動的に膨らむ仕組みになっている。
ほかにも救助艇も1隻備えられていて、救命いかだと合わせて、580人の定員全員が避難することができるという。
また、海上の救命いかだに乗り移るためのシューターもケースに入った状態で、甲板の左右に合わせて3つ備えられている。
東京湾フェリーでは年に1回、船内での火災の発生などを想定した避難訓練を行っているほか、すべての救助器具を実際に使ってみてきちんと使えるかどうかも確認しているという。
東京湾フェリーの渋谷高輝係長は「救助用の器具の点検や避難訓練に力を入れて、安全な船の運航により一層努めていきたい」と話していた。


乗客が撮影
乗客の韓国人男性が避難までの様子を撮影していた。
男性は去年、韓国で起きた旅客船の沈没事故が頭をよぎり、家族に宛てて遺書代わりに動画を残したという。
動画を撮影したのは東京に住むモク・チェイギュン(睦在均)さん(49)。
友人と旅行するため北海道へ向かう途中で、火災が起きた「さんふらわあだいせつ」に乗り合わせていた。

モクさんは、3日、NHKの電話インタビューに応じた。
この中で「ちょうど睡眠をとっていたときに船内放送で火災を知った。煙を見ても、そのときは命の危険を感じなかったが、救命胴衣をつけて外に出たとき、爆発音が3回聞こえたので背筋が凍りついた」と当時を振り返った。

モクさんは、去年4月に韓国で起きた旅客船「セウォル号」の沈没事故が頭をよぎっり、乗客の避難の様子などをスマートフォンで撮影しながら、家族に宛てて、「船で火災が発生した。もし何があっても元気でいてね」というメッセージを残していた。
モクさんは「セウォル号の事故が脳裏をよぎり、最後に家族にことばを残したかったのと、外部に今の状況を伝えたかった」と話した。
避難する際は、救命用のボートからいつ海に転落するか分からない状況だったということで、救助のフェリーに乗り移ったときは「命が助かったと思い、安心した」と振り返った。
そして、「セウォル号の事故とは状況がもちろん違うが、乗員は、消火活動のため全身すすまみれになりながらも、乗客に声をかけて冷静沈着に誘導していた。だからパニックにならずに避難できたと思う。心から感謝しています」と話しました。

<記事>
発見遺体、不明航海士と確認=フェリー火災―海保
フェリー火災 遺体は2等航海士と確認

 

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