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ロシア大使がトルコ美術館で銃殺 トルコとロシアの根深いさを表す「神は偉大なり」 [ニュース]






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ロシアの駐トルコ大使アンドレイ・カルロフ氏が警官に銃撃されて死亡しました。


大使はアンカラ市内にある美術館で除幕式のスピーチをしていました。
現場を撮った写真には床に倒れた男性とスーツ姿でピストルを構える男が映っています。

この銃撃で3人が負傷しています。

▼実際の写真



YouTubeにはいくつか動画も投稿されています。

▼音声付きの動画(閲覧注意)


叩き付けるように何発も発砲し、直後に何か叫んでいるのがわかります。
そこに迷いはなくむしろ興奮しているようにさえ見えます。

銃撃犯については過去に機動隊にいた非番の警察官とだけ報道。
特殊部隊によってすでに射殺されています。

CNNの記事によると男は男は「アラー・アクバル(神は偉大なり)。アレッポを忘れるな。シリアを忘れるな」と言っているそうです。

またトルコ語で「死のみが私をここから排除できる。この抑圧に加わった者全員が1人ずつその代償を負う」と叫び続けたそうです。
トルコ警官、ロシア大使を暗殺 美術館でスピーチ中に銃撃


アレッポはおそらく4年前の2011年、内戦をきっかけにした政府軍と反体制派との対立と思われます。
非戦闘員である住民が住む市街戦にまで発展したため多くが避難。

ただの市街戦では終わらず2012年には火災が発生し、数多くの歴史ある店舗が焼失。

今も戦闘が続いているそうです。

▼アレッポの現状









▼BBCも報道


■ロシアの声明
プーチン大統領はラブロフ外相や対外諜報庁の長官などと協議。
暗殺犯を「明らかな犯罪、かつ挑発でありロシアとトルコの関係正常化や双方が前に進めようとしているシリアの和平プロセスの破壊を狙ったものだ」と避難。

ロシアで重大事件を担当する捜査委員会が刑事事件として捜査を開始し、トルコ当局の捜査に協力することを決定。
特別チームを編成し現場に向かいました。

また「大使の殺害に対しては、テロとの戦いを強化することで応えなくてはならない。ならず者どもは、これを身をもって感じるだろう」と語ってシリアへの軍事作戦を強化することを決定。

■アメリカも非難
国務省のカービー報道官は「アメリカはカルロフ大使の暗殺を非難する」と定例会見で非難しました。

「この卑劣な行為の捜査に乗り出したロシアとトルコに対して、アメリカは支援する用意がある」と捜査協力をすることを表明しました。

トランプ次期大統領も「イスラム過激派のテロリストに暗殺されたロシアのアンドレイ・カルロフ大使に哀悼の意を表す。大使の殺害は、非難されるべきものだ」と声明を発表しています。
トランプはこのことを例にあげ、色んなスピーチの場で語気を強めていくでしょうね。


またアメリカ大使館も発砲を受けており一時的に閉鎖している状態です。
けが人はなく、発砲した人物は拘束されています。

▼CNNも大きく報道


■シリア政府も非難
「最も強い言葉で卑劣なテロ攻撃を非難する。この憎むべき犯罪は、テロと戦うために、あらゆる努力を尽くす必要があることを示している」として声明を発表。

アサド政権の正当性を強調しています。

■なぜこのようなことが?
去年11月ロシアはアサド政権を支援し、トルコは反政府勢力を支援してきました。

この事件の根底はそこにあると思われます。

そしてシリアで空爆作戦を続けていたロシア軍の軍用機を、トルコ軍が国境付近で撃墜したことで、両国の対立はいよいよ対立が泥沼化。
ロシア政府が経済制裁を科し、トルコが経済的に大きな打撃を受けます。

今年エルドアン大統領が事実上謝罪して関係が改善していたとはいえトルコ側からしてみたら不平不満があったのでしょう。
ロリア側から経済制裁以外にも圧力やお金が渡ったんじゃないか、なんて真意不明の噂をネットで見かけましたし。


トルコ国内ではアサド政権が自国民を弾圧しているとしてシリア難民に同情し、政権に批判的な意見が多いとのこと。
彼もその1人だったのでしょう。

しかしそれだけで銃殺するとは思えません。

彼の発していた「神は偉大なり」が気になります。
彼は狂信的なISISに近いイスラム教徒なのではないでしょうか?

ISISのPR動画を何度か見たことがありますがレベルが高くてびっくりしました。
見ているうちに感化されて現地遊撃してしまった可能性もあります。


大使を殺すということは宣戦布告と判断されていました。
今は即戦争にはならないと思うけれどかなりピリピリした関係になるでしょうね。


ニューズウィークでは5つの衝突の可能性を想定。
ロシアの駐トルコ大使殺害で懸念される5つの衝突コース

「ロシアのハッカーがトルコを狙う」という記述がネット社会を表している気はします。
可能性はあるけれど実行に移す項目の1つとしてすると思います。

それに勢力をつぎ込むながら段階を踏むというより同時進行で実行に移すというか。
っていうかもうやってそう。


むしろ「ロシアとトルコの両国で、今回の大使殺害が民主化勢力のさらなる弾圧の口実に使われる」からの段階が加速度的に増しそうです。
上記にも書いた通りロシアはシリアでの軍事作戦を強化することを決定しています。

大義名分にして政府軍に銃器をさらに送りつつ空爆をしまくり根絶やしにすると思います。


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