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ナチス式敬礼で中国人観光客逮捕。徹底的に取り締まる「戦う民主主義」とは? [ニュース]








ナチス・ドイツ式敬礼をして写真撮影をしたとして中国人が逮捕されました。
ドイツ・ベルリンにある国会議事堂前で撮影し、巡回していた警察官に発見されたようです。



2人は36歳と49歳の男性ですでに保釈金500ユーロ(約6万5000円)をそれぞれ支払った後に保釈されています。

2chでもスレッドがたち話題のようです。
ドイツ議事堂前でナチス敬礼 中国人観光客2人逮捕される

徹底したナチス禁止に呆れる声もありました。


ローマ式敬礼をマネしたのがナチス式敬礼です。
「ジークハイル」(勝利万歳)、または「ハイル・ヒトラー」(ヒトラー万歳)の声と一緒に敬礼するのが通常です。

日本では高校野球の宣誓をはじめ、中学・高校の体育祭や競技会などでナチス式敬礼(ローマ式敬礼)に似た敬礼を行っているケースが全国で見られます。
また国民体育大会の入場行進でも、貴賓席の天皇・皇后に対する敬礼として行われていました。

近年ではイタリアのサッカー選手パオロ・ディ・カーニオが試合中パフォーマンスとして度々ナチス式敬礼をし、非難されました。
彼は古代ローマ式敬礼と主張しています。

スイスでは「宣伝目的でない限りヒトラー式の敬礼は罪に問われない」とする連邦最高裁判所の判例があます。

それほど一般的な敬礼の形なのですがドイツと言えばナチス。
ナチスと言えばナチス式敬礼。

そういう図式があったからついやっちゃったんでしょうね。
禁止されているなんて観光客にはわかりませんし。


ドイツは敬礼だけではなく「闘う闘争」などナチス関連書籍やナチスを賛美する事も禁止しています。
これほど徹底しているのはなぜなのでしょうか?

それは「戦う民主主義」によるところがあるようです。

民主主義は思想の自由・言論の自由・表現の自由を保障することが必要です。

しかし正当な民主的手続きでナチス党を大きくし頂点にのぼりつめたヒトラーのように本来の民主主義が行われなくなった場合が起こります。
いわゆる独裁政治につながらないようそうなる可能性のあるものを制限するものです。

そうなると上記の3つの自由の保障と相反するものになります。
また非民主的であれ国民の決定や意思を否定するならそれこそ「民主主義体制の自殺」ではないのかという立場や、特定の価値に優劣をつかないという価値相対的な立場からも反対の声が今も大きいです。

だからこの「戦う民主主義」を採用している国は多くありません。

ナチスにも「戦う民主主義」にも言えることは過剰と言えることです。

このように禁止を明文化する法律があれば多角的見地からナチスを考えたり論じたりすることはできません。
もちろんナチスのことを通じてホロコーストやユダヤ大虐殺を支持し崇拝することは容認できません。

しかし本当に考えたり見つめるべき歴史的事実を曇り硝子のように見えにくくすることも私は容認できません。
人間が考えられる改善点やずっと考え続けるべきことを阻害し思考停止に陥らせているようにも思えるからです。

■たった1人敬礼しなかった人物
ドイツ海軍の練習艦ホルスト・ヴェッセルの進水式においてただ1人、ナチス式敬礼をしなかった人物がいます。
August-Landmesser-Almanya-1936.jpg

アウグスト・ランドメッサーという名前で職を得るためにナチス党に入ります。
妻がユダヤ人だったのですが結婚登録をしようとすると妨げるようにユダヤ人との結婚を禁止するニュルンベルク法が成立。

その反抗のためなのか、敬礼をしなかったこの写真は1936年6月13日に撮影されたものです。

ランドメッサーは人種侮辱罪で逮捕されるも無罪。
しかし妊娠していた妻と関係を継続すれば再犯になると警告されます。

その後、妻のイルマはゲシュタポに逮捕され収容所で犠牲者となり亡くなります。
出産していた2人の子供は孤児院に入った後祖母に引き取られます。

ランドメッサーは釈放後は運送会社に入った後に第999懲罰師団執行猶予大隊に配属されます。
しかし戦闘中に行方不明になりその後死亡認定されています。

このようにナチス党政権下においても反対する者はいたんですね。









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